『ジン・ジーニアス』

L-U'ce編あらすじ


MARC騒動からしばらく経ったある日、ジンのもとにMr.トレンチがやってくる。相談の内容は、「凶悪な兵器が逃げ出した」というものであった。

→逃げ出した、というのも、それはただの兵器ではなく自律運動をする四体の人型兵器で、自らの意思で『リトル・ユニバース』と名乗っているという。


→ジンは聞き覚えがないと答えたが、それもそのはず、リトル・ユニバース(以下L-U'ce)は地下組織によって隠匿されながら開発された軍備ロボットだった。

→それがジンになんの関係があるのかと思えば、L-U'ce技術のキモである「暗黒物質」の人為的精製を成功させたのがジンだったのだ。


→L-U'ceはダークマター様物質に特殊な装甲を纏わせ、人工知能と精巧な義肢を与えた兵器である。詳細はこちら

長く暗黒街の掃除屋として暗躍していたが、突如として行方をくらませたのだ。開発に関わらなかったとはいえ、基礎技術を確立したジンのもとにもしかしたら現れるかもしれないと考えられた。


→さて、敵がわかっていれば倒すのも簡単、と、ジンはなにやら研究室に籠る。その間サッちゃんやケルー、マルクらは眠れない夜を過ごしたが…

→翌朝、ジン、サッちゃん、ケルー、マルクの四人はジンの作った謎の武器を携えてL-U'ceを迎え撃つ。ジンは、絶対に来るはずと自信たっぷりだ。


→そして、L-U'ceは、来た。正面から一人、裏から一人、その二人はそれぞれサッちゃんとケルーが相手した。ジンとマルクは後から来た二人に狙いを定める。

『ジンとかいう化学者を出せ。さもなくば研究所ごと吹っ飛ばすぞ』

脅し文句とともに襲いかかってきた敵をギリギリまで引き付けた所で!


→「捕獲カプセル発動!」ジンの一声でみな一斉に謎の機械のスイッチを入れた!すると、なんとL-U'ceの顔面から体を構成するダークマターが奪われジンの機械の中に吸い込まれていくではないか。『なぜだ!』憤るリーダーに、ジンは。


→「ダークマターとは、そこに『在る』もの。そしてそこから命を『与える』もの。ならば私はその命を『奪い』、存在を『消して』しまえばいい。単純な算数さ」

機械の中に入っていたのは宇宙の略奪者、ブラックホールだったのである。ダークマター様物質は残らず吸い付くされてしまった。


→後に残された電子頭脳をジン特製のパソコンに繋いで会話をしてみたところ、彼らにはこのような事情があった。

最近、L-U'ce産みの親である暗黒街のモグリの科学者たちが、L-U'ceを脅威に感じた暗黒街の人間たちによって殺される事件が勃発した。


→L-U'ceは戦うことはできても、自分達の体をメンテナンスすることはできない。しばらくはそれでも構わなかったが、フォーコーナーズという機体が体内から喪った暗黒物質を補充できず、機能を維持できなくなってきてしまった。それで、人為的暗黒物質の産みの親であるジンを襲ったのだという。


→話を聞いてジンは。

「なんだぁ~、そんなことかぁ~」

皆、はあ?って話である。

「要は、もっと純粋な、湧き出てきて尽きることのない真の暗黒物質があれば君たちの機能活動は維持されるわけでしょ?もう作ってあるよ、早く言って~全く~」

皆、はあ?!??!って(以下略


→そもそもL-U'ceに使われているダークマター様物質は、ジンが学生時代に若気の至りで造った産物である。当時特許をばんばん取得して金をガッポガッポ儲けていたジンは、廃村ひとつ買い取ってそこに巨大なビッグバン用の実験室を作った。しかし実験は失敗、偶然の産物でできたのが暗黒物質だった。


→お金をスッてしまったジンの元に現れたのが、L-U'ce達がもともと属していた地下組織で、莫大な資金を提供する代わりに暗黒物質を買い取っていったのである。

→しかしジンの中で実験は続いていて、何度もビッグバンを起こそうとしてはその度により純度の高い暗黒物質を精製できるようになっていた。


→「97%まで純度を高めたダークマターなんだけどね。これを君たちにあげよう」

皆、はぁああ??!!!って(略

ジン「だって、こんな面白い研究ができるなんて夢のようじゃないか(ニヤリ」

→と、まあ、ついでに人工知能と周辺機器のグレードアップもして、新生L-U'ceが誕生したわけだ。


→L-U'ceは再び野に放たれた。しかしどこかの下らないギャングの掃除屋のようなことはもうしなくていい。実験の経過をじっくり見たいジンの思惑と、細々とした反対勢力を一掃したいMr.トレンチの思惑が合致したため、L-U'ceに関わる全ての権利をトレンチが買い上げたのだ。


→L-U'ceは、今日もどこかで闇の夜回りさんとして暗躍しているに違いない。


おしまい。

 

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