第一話アケミ、推参!

あるうららかな春の日に、明美は山女ヶ丘(やめがおか)高校へ入学した。校門をくぐる前から、ざわつく高校生たち。それもそのはず、明美はキンキラキンの金髪に、短い上着にウルトラロングスカートのセーラー服、ジャラジャラ付けたアクセサリーをまとった、コテッコテのスケバンスタイルだったのだ。


→無事に(?)式を終えて体育館を出たところで明美は、柄の悪そうな二三人の上級生が、か細い男子生徒を校舎裏に引っ立てて行くのを見かけた。気になってついていくと、どうやらカツアゲの現場のよう。それに明美は。

「くっだぁらねーことしてんじゃねーよこのチンカスヤローがぁああ(ブチ切レ」


→入学初日から不良たちをボコした明美に友達ができようはずがない。昔馴染みのふたばちゃんにさえ「それはしょーがねッスわー」と言われる始末。明美「アッシはただフツーの高校生活送りたいだけだっつーの!!😭😭😭」

→そこで、件の明美が助けた男子学生がまた上級生に絡まれているのを発見。


明「っちょ、アイツに一言ものもーさねーと気が済まねー!!!ふたば、アッシちょっと行ってくっから!!!」ふ「😪」

→屋上で、男子学生は先日よりも多くの上級生に絡まれていた。息巻いて乱入した明美に上級生たちは待ってましたと舌なめずりする。「テメーを誘き出すための罠「テメーの話は聞ーてねー!💢」


明美「大体テメーらなんなんだこんな極細ポッキーみたいなヘナチョコ一匹つかまえてこんな大人数で囲みやがって、男の風上にもおけねーな💢💢ヘナチョコに恨みがあるやつがタイマン張りゃ済む話だろーが!そんでもってヘナチョコ💢テメーもテメーで大人しく言いなりんなってんじゃねーよシバくぞ💢💢」


上級生「相手はたかだかスケ一人だぞ!やっちまえお前らぁ」明美「やっちまえだとぉ…?」言ったのは恐らく主犯格の三年生である。明美の周りをジリジリと囲む不良学生たち。上級生「テメーらやっちま…」明美「テメーかクソヤロー💢💢💢」 

なんと、明美の怒号とともに上級生たちが空へ浮いたのだ!


その屋上で、地に足つけて立っているのは明美とカツアゲの被害者そして主犯格の三年生だけであった。それ以外の連中は「うっ、動けねぇよ」「どうなってんだこれぇ」半べそをかきながら宙に浮き上げられているのだ。見ると、明美の全身からうっすらと光が放たれている。明美「テメェ、ゆるっさねェぞ」


「さっ、佐藤さぁん、助けてくださいよぉお」「女一人くらい、ぼこしちゃってくださいよぉ」半分泣きそうな声で言う三下どもを一喝したのはまたも明美。「フニャフニャフニャフニャうっせーんだよ!!💢💢一人じゃタイマンも張れねーチンカスどもはだぁってろ!!団子にして竜に食わせっぞ💢💢」


明美の怒号とともにもくもくと黒い入道雲が湧き起こり、その中から竜の顔が出てくる。「すみません!!姐さんすみません!!許して!!!」もう三下どもはビビりまくりチビりまくりである。

明美「テメーら一発ずつ殴れ!!」

佐藤さん&ヘナチョコ「「はい??」」


明美「タイマン張れっつってんだよ!気に食わねーこと全部拳に乗せて思いっきり相手をぶん殴れ!勝敗はアッシが決めーる!!!」

二人「「そんな無茶な😱😱」」

三下「佐藤さぁあん😭😭」

なにはともあれ、タイマンはタイマンであった。


→主犯格の三年生の拳はヘロヘロで、ヘナチョコ少年に青あざのひとつも作ることはできなかった。一方少年の拳はしっかりと握られていて、完全にビビっていた上級生の顔面をしっかりと捉えてKOを奪うことができた。三下たちも明美が雲の竜にバクリと食べさせたら尽く失神してしまった。


→少年「あの、その、ありがとうございました」明美「いいってことよ、あんたもあんなのにヘーコラしてねーでテメーの芯ちゃんと貫けよな。じゃっ、アッシ、明日のコクゴの宿題やんねーとなんねーかっよ!」少年「えっそれ提出今日…」明美「マジかよ???!!!ちょっ、それ早く言えし!!」


明美「あーもー😭😱😭😱っ!ヘナチョコ!オメーこれ終わってんのか!」少年「あっ、はあ」明美「っしきたぁあああ、オメーちょっと手伝え!!」少年「ちょっ、ちょっと!!待ってぇえええあと僕ちゃんと八ツ橋美智夫って名前がぁあ」明美「アァン?!聞こえねー!!!💢」少年「なんでもいいですぅう」


→かくして、明美に高校生活初めての?友達が出来たのだったーー

明美「っちょ、まっ、せいかい、ってどやって漢字で書くん」

ふたば「正しいに貝がらの貝っしょ」

美智夫「えっ、真面目に??」

めでたしめでたし、と、いくだろうか??