世界観の記録・未来編

 

ハルコ創作において、「魔法」はパラレルワールドに住んでる「神様」や「仏様」、「悪魔」や「妖怪」(以後まとめて「カミ」と呼びます)が、我々の世界にやってきたとき「カミ」の周りにまとわりついてる「異世界」の世界法則によって引き起こされるものでありました。

 

またその「異世界の自然法則」は「カミ」が自分たちの世界に帰った後も残留物として我々の世界に漂い、それをかき集めることで平常なら「魔法」を使えない我々人間も一時的に「魔法」を使うことができるようになりました。

 

ハルコ創作時間軸の古代においては、「カミ」は比較的人間の世界に頻繁に出入りをし、人間も魔法に触れる機会が多かったようですが、現代に近付くにつれ「カミ」は我々の世界から遠ざかり、失われていく魔法に変わって「科学」がその穴を埋めていくようになり、私たちが現在住んでいるような世界になっているというわけです。

 

 

 

(ちなみに人が魔法や仙術を使うときに杖や式札、究極的には己の肉体そのものといったなんらかの「媒介物」を必要とするのは、魔法を使うためには「カミ」の世界の残留物をその辺の大気や植物や大地などからかき集め、「媒介物」に溜め込んでから外に放出するというなんともめんどくさいプロセスを踏む必要があるからです。

 

(杖やお札や魔法使いの肉体は、イメージ的には避雷針のような存在です。避雷針は大気中に溜まった莫大な量の静電気である「雷」を「引きつける」ものですよね。ハルコ創作で「魔法を使う」といった時はそんな感じのイメージを抱いて頂ければと思います。ああ、このキャラは肉体が避雷針なのね、と…。(ファンタジー創作やってるくせしてあんまり「魔法使い」ってキャラがいないのはそういう理由があるのかもないのかも()))

 

 

 

さあ、前振りが長くなりました。いよいよ未来編です。未来編ではもはや魔法とか平行世界とか出てきません。現代編でちょろちょろ出てきた、「魔法のような科学を!」つまりSFの領分です。話はここで終わりです。

 

…にすると初出の作品がかわいそうなのでちょろっと話をしておきます。

 

(キャラ自体はちまちま顔を出してるんだけど全く世界観に触れてないのでノーカンな感がある…ごめんな…ごめんな…)

 

 

 

現代に一番近いお話は、『マッドサイエンティスト ジン=ジーニアス』です。これは近未来、2017年の現在から2~30年の間を想定しています。『ジン=ジーニアス』はとにかくジンの奇妙奇天烈摩訶不思議な発明品が次から次にトラブルを呼んでてんやわんやするお話なので、「魔法」という観点から見たときに特記することはないでしょう。

 

一応前の世界大戦で秘密裏に開発されてた技術にジンが関わってるっていうお話もあるのでジンお前いったい何歳なんだと思いつつ、まあビッグバンの研究してて失敗したら暗黒物質ができちゃったくらいの訳わからん存在なので不老不死の薬くらい量産してるだろうというそういう感じですね、ギャグ漫画だからそこんとこ気にしたら終わりです。ジン自体が魔法みたいな存在ですけどれっきとした人間なので恐ろしい限りです。

 

 

 

という感じでジンがでたらめに造り出した技術が後世に広まって、ジンの時代から200年後くらいかなあ、大宇宙航海&開拓時代が始まります。この頃には民間企業もばんばん宇宙船を飛ばして、遙か彼方の星雲までたどり着いちゃうほどになります。

 

そうすると、皆さんお察しの通り(?)第三次世界大☆百年戦争が勃発するわけですね。イ●ラム国とア●ニマスとシーシ●パードを足して×10したみたいな過激派が台頭してきて、どこぞの喧嘩っ早い国の内部にも潜り込んで、「人間なんて吹っ飛べー」と核のボタンを「ポチッとな」しちゃいます。

 

地上はもちろん死の世界と化します。人間は何十年も続く大戦中に建造されたいくつかのシェルターの中に隠れ住みますが、膨れ上がった人口が全部収まるはずがありません。そこで、みんな生まれた星を捨て宇宙へと逃げ出す羽目になるわけです。科学と人間の増長が合体するとおっそろしいですねー。

 

 

 

この「シェルター」の一つを舞台にしたのが『殺し屋ドンキー(仮)』。『アケミ』と同じくタイトル決めてない系のフワッとした創作の一つで、読み切り一本のお話です(描け(描けない(描け(泣

 

主人公のドンキーは貧乏暮らし・ヒモ体質の、荒んだ街のムードメーカー的なドンファンもどき、という設定です。宇宙に飛んでくだけのお金もないしどうしよっかなとその日暮らしのある日、突如現れたのが黒ずくめの男達。この死の大地から逃がしてやるという条件の代わりに依頼されたのは、ある少女の暗殺でした。

 

ドンファンを名乗ってる以上女の子に手は出せないと拒否るドンキーですが、よくよく(力尽くで)話を聞かされたところによると、その少女は人びとの生命線であるところの「シェルター」のマザーコンピューターなんだそう。ただし、自分がコンピュータプログラミングで動く存在だとは知らない、人間だと思い込んでいるコンピューター。

 

均一で画一的な世界は人びとの健康に良くない、と、化学者が自然のランダム指数を人間の感情になぞらえて、限りなく人に似せたヒューマノイドの脳波によって、限りなく「元々の地球」に近い環境をシェルター内に作り出していたのです。しかしその「ヒューマノイドの感情」が人びとの脱出の足かせになろうとは開発者達も思っていませんでした。

 

もし人びとが「シェルター」つまり「自分」を捨てて逃げ出しているとマザーコンピューターが気付いたら、激高してどんな大災害が起こるかわからない。そこで、人びとが全て逃げ出す間、「少女」のご機嫌を取ること、そして最後の船つまりドンキーや責任者達が乗る船が飛び立つ時に「少女」の機能を停止すること(信頼している人間しかON/OFFスイッチには近づけない)がドンキーのミッションだったのです。

 

(結局少女は人びとが自分を捨てていることを知っていて、自分の運命も受け入れていて、ドンキーはその少女に肩入れして崩壊しゆく世界にただ一人、少女と共に残ることを決断します。その辺をちょろっと漫画にしたことがあったんだけど覚えている人が居たら貴方は神です)

 

 

 

さて、人類がそんな歴史をたどった地球を離れて1万年、宇宙に散り散りに分かれていった人間は相変わらず人間の形のままで、細々と近くの惑星と連絡を取り合いながら生き長らえていました。その宇宙の辺境の星、「貧乏星(プラネット・スラム)」と呼ばれる小さな惑星で、二人の少年が「一攫千金」のネタを耳にします。それが『ヘザイア』、ハルコ創作時間軸の一番最後の物語です。

 

そのネタの舞台であるヘザイア、とはこれまた辺境の星系の小さな惑星で、そこで取れる水晶「ヘザイア・クリスタル」が様々な分野で非常に有益であることから、 高値で取引され、それが空前の「クリスタル・ラッシュ」を引き起こしているというのです。二人の少年、ガストンとアクセルのアイザック兄弟は蔑まれ続けた故郷に錦を飾ろうと、クリスタル・ラッシュの波に乗って大宇宙へと飛び出します。

 

しかし、そのヘザイア・クリスタルは実はとんでもない代物であることが徐々に明らかになっていきます。産地であるヘザイアはかつて人間が核で破壊した「地球」であり、「平行世界」の住人達が面白がって地球の組成に手を加えた、いわば天然の「シャーレ」と化していて、ヘザイア・クリスタルは人体はおろか「この世界」の自然法則すら変えてしまう力を持っていたのです。

 

(「上のひとたち」と「下のひとたち」はまだ気長に「間のページ」の領地争いをしてたんですね、悠長なもんですわ。ちなみにヘザイア・クリスタルが完成した暁には「間の世界」は「上の世界」と「下の世界」に融合されて消滅してしまいます。その融合の配分をめぐって争ってんだから相当喧嘩が好きな自分勝手と見えますまったくもう。)

 

「ヘザイア」がまだ「地球」と呼ばれていた頃に細々と紡がれてきた、魔法や魔術はとうの昔に廃れてしまいました。さあそこからどうしよう。…を、まだ決めてません!ガストンとアクセルが駆けずり回って「友情・勝利・努力」でどうにかこうにかするというなんかそういう感じの話になるつもりですがつもりはつもり。

 

 

 

ここまで二万年ほどになりますでしょうか、飽きずに呼んでくださったみなさんは、「この世界」にどういう結末をあげたいですかね?

 

 

 

ハルコ創作ネタバレ三編、おつきあいくださりありがとうございました。今のペースで書いてたらこれを全て形にできる頃には末期の水でも飲んでそうです(最後に登場した『ヘザイア』が嫌になるほどプロット長いんです、多分『鬼の子』超えます。その前に片付けなければならないことがありすぎる気がします)。

 

まあ気長に、このブログでネタバレしながら、のんびりやってければなと改めて思いました。二万年て。長すぎるわ。